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言葉の風
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明けましておめでとうございます

目が覚めたのは6時半過ぎ、
家人がパソコンにむかい仕事をしているのに驚きながらも、
顔も洗わず外へ飛び出す。駈けること5分。
近くの丘に息せき切って登ると、
頂にはすでに日の出を待つ人たちが集まっている。
例年ならば、帰省中の仙台でまだ外が暗いなか家を出て、
まっしろい息をたなびかせて、
西に連なる山々を横目に田んぼのあぜ道を歩き、
屋敷を防風林で囲んだ「イグネ」の集落を突っ切って、
七北田川の遊歩道をひたすら南へ下り、
岩切の古戦場跡近くの橋の上から昇る太陽を拝む。
それがしきたりだった。
だれもいない降ったばかりの雪の道を歩くときには、
自然と厳かな気持ちになったものだ。
しかし、首都圏のベッドタウン、それも内陸の平野部で
地平線から昇る朝日が眺められる。これはうれしいことだ。
ほんとうに小さな丘で、数家族が思い思いに朝日を待ちわびていた。
顔を合わせた隣近所が年始めの挨拶を交わしている。
日が昇りはじめても、あたりは聞き耳を立ているようなしずけさ。
しばらくして金色に輝く空を背景に記念撮影がはじまった。
ああ、日本人がいるなあ・・・。
ほのぼのとした気持ちとなった元日の朝だった。

 みなさん、今年もよろしくお願いいたします。

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