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言葉の風
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30年ぶりの母校訪問

昨日、30年ぶりに母校の大学を訪問した。
この5月にナナオサカキの新しい詩集が刊行される。
編纂はナナオと交際のあった、
母校の教授、原 成吉(はら・しげよし)先生。
原先生は、アメリカ現代詩を専門とする。
ゲーリー・スナイダーとも親交が深く、
ビート文学の研究者としてよく知られている。
今回のナナオサカキの取材で、はじめてお会いしたが、
全身全霊、溌剌とした方で、研究室にいるあいだ
ずっと、なにか光りを浴びている感じだった。
ジーンズにセーター、そして登山靴。
山や森を行く、大学教授のイメージとかけ離れた
トレッカーのたような出で立ち。
そして、とてもダンディである。
大学時代は、ボブ・ディランを研究テーマとしていたという。
「会って元気にしてくれる詩人なんて、ナナオぐらいじゃないかな」
そうおっしゃっていた原先生からも、大いに元気を分けていただいた。
そして、先生のナナオへの思いに強く感銘を覚えた。
いろいろと興味深いお話を聞かせていただき、
また貴重な資料などもみせていただいたが、
原先生のナナオという詩人への思い、深い理解に触れたこと、
これがいちばんの収穫だった。
30年後、自分が主宰するウェブマガジンの取材で母校を訪ねるなど
当時は想像だにできなかったはずだ。
あの頃は、
友人とガリ版でつくった詩と小説の同人誌を学食の前で売っていた。
いまも詩にしがみついて生きているところがある。
そういえば、原先生はこんなナナオの話しを教えてくれた。
「詩なんて屁みたいなもんだって、ナナオはいっていたね。
自然に出てくるっていうんだなあ・・・」
ナナオという詩人を知ってからというもの、
さまざまな解放への道がひらけてくるように思える。

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