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言葉の風
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港ヨコハマは、やっぱり山下公園

港ヨコハマは、やっぱり山下公園がおちつく。
桜木町駅から弁天橋をわたり、みなとみらいを横目に
「旧市街」といったら怒られるだろうか・・・
ところどころに古い建造物の残る街区に入っていく。
ギリシャ風の柱を装飾した、当時はハイカラな建物として仰がれただろう
NIPPON YUSEN KAISHAを過ぎて、大桟橋通りを海側へむかう。
水上署をさかいにして、左がみなとみらい、右が山下公園だ。
みなとみらいは、離れてみればキレイだが、
行けばコンクリートとガラスの無機物に囲まれて、
こちらのカラダまで硬くなる。
ホワイトニングされたような、みなとみらいに比べて、
ぱっと見は、うらびれた感じがしないでもない山下公園。
でも、なかに入っていくと、ほっとする。
芝が帯のように広がり、木々の幹も太く、
常緑樹がみどりの葉でまろやかな影をつくる。
子どもたちがその影と日向とのコントラストのなかを駆け回る。
海を目の前にしたベンチが点線のように並んで、
氷川丸が浮かぶ埠頭までつづく。
老若男女が思い思いに腰をおろし、その前をみんなゆっくりと歩く。
ときどき波が岸壁に当たって白いしぶきを上げる。
山下公園は、大正の関東大震災の瓦礫を埋め立てた上に造園されたという。
いまは港ヨコハマの表舞台から遠ざかった感があるが、
ここに憩いを求めにきた人たちの顔はやわらかだ。
日差しも風もやわらかだ。

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