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言葉の風
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ぴかっと映えるカルガモくん

昼過ぎまで雨がつづいた。
駅へむかう道に用水路があり、
そこにカルガモのつがいが暮らしている。
雨の日に通ると、道端に上がった姿をよく見かける。
こちらの傘はすっかり濡れそぼっているが、
カモくんのレインコートは雨粒をコロコロにはねかえして完璧だ。
灰色のアスファルトの上でオレンジ色の脚、黄色い嘴(くちばし)が
ぴかっと映える。
奥の羽のコバルトブルーは、なんのための鮮やかさなのだろう。
やはり、異性のため?  種の保存のメカニズム?
そういえば、この用水路にはタニシがいる。
去年、子どもたちがまっくろいタニシを手のひらにのせてみせてくれた。
タニシは、カルガモの餌になるらしいから、暮らしゆきはまずまずか。
坂道を下っていく途中、頭上で荒々しく空を打つ音。
ギーギーギーと鋭い鳴き声が飛ぶ。
傘のなかで思わず首をすぼめる。
視線を上げると、
カラスを追撃するオナガの集団が猛スピードで翔ていった。

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