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言葉の風
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「深度図書館」を訪問する

遅めの散歩へ出かけると、
西北の空にまるまるとした金星が上がっていた。
ひさしぶり見る宵の明星だ。
昨夕は大雨に見舞われ、深夜は強風が吹き荒れた。
なにか落ち着かない天候がつづく。
昨日は、新宿のブックファーストへ出かけた。
来週土曜にインタビューを行う現代アーティスト、鴻池朋子さんの
愛読本を陳列した「深度図書館」をのぞきに行ったのだ。
「深度図書館」は、昨年、東京オペラシティアートギャラリーで開かれた
個展「インタートラベラー 神話と遊ぶ人」の会場にも設営されていた。
鴻池さんの愛読書が自分の持っている本と結構かぶっていたので、
ファンとしてはうれしかった。
ワンスパンの小さなコーナーなので、
期間中は、時々本の入れ替えをしているという。
『私家版鳥類図鑑』『妖星伝』など諸星大二郎ものは、
ほぼ揃えている感じだった。
D・ウィズナー『かようびのよる』は、最近、図書館であさった絵本のなかで、
いちばん気に入ったものだったし、
小学生向けの科学図鑑があるのも共通している。
C・Vオールズバーグは、とくにお気に入りらしい。
映画にもなった『ジュマンジ』や『西風号の遭難』で、知る人も少なくないはず。
ほとんどの作品が村上春樹の訳だ。
以前から書店でめくることがあったが、もっているのは、
『白鳥湖』だけだ。
『ベンの見た夢』を立ち読んだ。いい感じだ。
もう一度、読み返す。
つぎに『 ハリス・バーディックの謎』を手に取った。
 精緻なモノトーンの絵に数行の深遠な言葉。
"完成された謎"が編纂された14の世界。
宝物をみつけた時の高揚に包まれる。
買った後の余韻、絵本にはそれが独特だ。
読みたいという気持ちが甘美だから、
まだ開けてはいない。
「深度図書館」訪ねてよかった。

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