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言葉の風

映画アーカイブ

どう猛、かつ欲情的であるということ―クラシックの舞台空間

どう猛、かつ欲情的であるということ―クラシックの舞台空間

こんなにも胸をワクワクさせて上映を待つ映画などあっただろうか。どんな名監督が撮った作品でも失敗や駄作はつきもの。見終わってみなければわからない。だから上映前は、ワクワクというよりも厳格を心がける審査員のような神妙な面持ちになる。これからはじまる映画のストーリーは、なじみ深いものだ。台詞もないし、役者... >> 続きを読む


マノエル・ド・オリヴェイラ『コロンブス 永遠の海』

マノエル・ド・オリヴェイラ『コロンブス 永遠の海』

始まった。ああ、あの映像だ。2004年に観た『永遠の語らい』と同じだ・・・。独特のくすんだ映像。目が覚めるような世界観とは遠い。夢幻の物語がこれから紡ぎ出されるのだろう。『コロンブス 永遠の海』、今回の作品についての予備知識はない。この日は東京での最終上映日。いったいなにが起こるのだろう。75分とい... >> 続きを読む


一途な女の子を一途に追った映画『ハルフウェイ』   

一途な女の子を一途に追った映画『ハルフウェイ』   

長身にパッチリした目、髪がくるくるっととウェーブして、ときおりみせる笑顔が少年っぽい。バスケが得意で、頭だっていい。もてないはずはない男子高生。その男の子にあこがれる女の子。ひょんなことから女の子の思いが成就して、物語ははじまる。北川悦吏子監督『ハルフウェイ』(2009年制作)この作品が初監督となる... >> 続きを読む


『しかしそれだけではない。加藤周一 幽霊と語る』

『しかしそれだけではない。加藤周一 幽霊と語る』

加藤周一の本は一冊も読んだことがない。 『羊の歌』(正・続 岩波書店)はロングセラー、 『日本文学史序説』(上・下 筑摩書房)は代表作というが、 恥ずかしながら、どれも手にしたことさえない。 もうしばらく朝日新聞をとっていないが、 連載していた『夕陽妄語』だけは読んだ記憶がある。 >> 続きを読む


真夏の夜の万華鏡―SHADOW~影を観る

真夏の夜の万華鏡―SHADOW~影を観る

ひさしぶりに気持ちいい朝だ。 夜更けに目が覚めたときは、雨が降りそぼっていた。 寒気も弱く、未明の春雨にしばし耳をそばだて、 それからDVDで河瀬直美監督作品『SHADOW~影』を観た。 >> 続きを読む


『フローズン・リバー』が魅せるもの

『フローズン・リバー』が魅せるもの

追いつめられた人の顔、 苦渋に充ち満ちた表情、 そんなものみたくないと思うものの、 意外や意外、それが目を離せなくなるほどに 人を魅せるものでもあるらしい。 >> 続きを読む


世界で一番美しい夜

世界で一番美しい夜

"現代"邦画のパワーにはすさまじいものを感じる。 レンタルDVDで鑑賞しているので、 やや古い作品が中心となるが、 最近観た、宮藤官九郎『少年メリケンサック』、 天願大介『世界で一番美しい夜』、 >> 続きを読む


眠っても『ツィゴイネルワイゼン』

眠っても『ツィゴイネルワイゼン』

映画というものは、はじまりからそのおわりまで、 どっぷりと浸って観ていたいものだ。 けれど、どんなに面白い映画でも眠くなるときは眠くなる。 映画館で睡魔に襲われるのはしょっちゅうだが、 >> 続きを読む

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