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言葉の風

花鳥風月アーカイブ

虹に願いを

虹に願いを

夕方近く、空に虹があがった。1年ぶりにみる虹。きれいに半円を描いている。デジカメでチッチッと撮っているとみるみる色あせて消えていった。さっと出てきて、さっと消えていく。その刹那がいいと思った。虹があまり長く空に架かっているのはつまらない。そういえば20代の頃、荻窪、吉祥寺、三鷹と中央線沿線に暮らして... >> 続きを読む


SENDAI 七夕まつり

SENDAI 七夕まつり

34年ぶりにふるさと仙台の七夕まつりへ。ただただ人の波にゆられ、ゆられて吹き流しのなかをくぐる。変わらないなあ・・・。この単調さに何年も訪れることはなかった。今年で100周年を迎えたという仙台の七夕。歴史の浅ささもそうだが、発祥はいわば商店街の販売促進。物語がない。神もいない。伝説・伝承もない。もち... >> 続きを読む


森からのちん入者

森からのちん入者

森が目の前にあるせいか、この季節、いろいろな生きものが部屋にちん入してくる。目が覚めると午前3時を少しまわったところ。うす暗闇のなか、カーテンにちいさな黒い影。しがみついていたのを指でひっぱがすと、やっぱりカナブン。毎日、エレベーターの中や非常階段の壁面、道のあちこちにカナブンをみかける。繁殖期なの... >> 続きを読む


未来の夜空

未来の夜空

ここはカミナリの通り道のようで、雷雨となれば、たいがい真上を通過していく。ピカッ光ったと同時にマンションを爆破したような轟音が響きわたる。何度もくりかえし、立ち並ぶ棟は爆破されていく。万が一を考えて、パソコンの電源コードを抜き、すべての作業を中断。しばし、カミナリサウンドのなか、まどろみを味わう。昼... >> 続きを読む


吉兆の夢

吉兆の夢

東の空のいちばん奥の空に、一瞬だけ入道雲が上がった。けさは涼しく、とても夏という感じではなかったが、もくもくと輝いている雲をみていると、夏を前にした子どものように、気持ちが高ぶってくる。でも、風が強いのか雲の輪郭がちりぢりになっていく。数日前、夢をみた。とても印象に残る夢だった。百合らしき大振りの切... >> 続きを読む


野毛のクジャクと大道芸

野毛のクジャクと大道芸

ヨコハマには野毛山というちょっと変わった場所がある。高台には市の中央図書館や動物園に公園、港湾方向を眺める眺望所などがあり、麓には居酒屋やバーなどの飲み屋が密集する。「みなとみらい」という都市開発から免れた、人の匂いのするエリアだ。山の上では、ソメイヨシノの老木が花を散らし、ひさしぶりの好天に老若男... >> 続きを読む


花に嵐  春は海

花に嵐 春は海

風が吹き荒れている。5時23分。灰色の空。それでも、もう充分に明るい。いつの間にか、夜が明けるのが早くなった。関東以北、今月末には日の出時間も5時を切る。ラジオから今日は雨という予報。風と雨、週末を前にして桜の花は大丈夫だろうか。昨夜、満開の桜の下を歩いた。生温かな晩で、桜は、白くぼぅーとしている。... >> 続きを読む


ウグイスの初鳴き

ウグイスの初鳴き

朝、寝床でぼんやりしていると、 その声はやってきた。 つやがあって、まろやかで、よく通る音色。 今年はじめて、ウグイスのさえずりを聞く。 窓のむこうはまっさおな空。雲ひとつない。 >> 続きを読む


ミツマタ満開

ミツマタ満開

池のほうから、年配の女性たちが連れ立って歩いてくる。 朝の散歩を心がける人たちが、小川沿いの道を行き交うなか、 みなさん、ちょっとおしゃれをして、 話をしながら、のんびりとやってくる。 まだ9時。日差しが彼女たちの背後にふりそそぐ。 2、3日前から、あちこちでコブシが白い花を咲かせはじめた。 ヤマザクラの蕾はうっすらとふくらみ、コナラの芽吹きも近そうだ。 >> 続きを読む


「陰影礼賛 」雛飾り

「陰影礼賛 」雛飾り

町家にしても、名主、庄屋の屋敷にしても 日本の伝統家屋の空間には暗がりが多い。 近所に大きな古民家がある。 いまでこそ一帯は、広大なベッドタウンとなったが、 もともとは、谷戸(やと)を開墾した農村地帯だ。 古民家は、地主さんだった方が寄贈したものらしい。 >> 続きを読む

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