1. トップ  >
  2. Today's Shot / 言葉の風  >
  3. アーカイブ

Today's Shot / 言葉の風

2009年5月10日
Today's Shot
photo
言葉の風

人が一番多く目にする動物
都会ならさしずめ“人間”になるだろうが、
人間以外の動物ではなんだろう。
犬という答えも出てくると思う。
確かにペット犬の数は年々増加している気がする。
でも、一番視界に入ってくる動物、
身近な生きものとなると
それは鳥ではないだろうか。
スズメにハトにカラスを御三家として、
ヒヨドリ、ムクドリもほぼ年中見られる。
少し前ならメジロが旬のスターで、
いまなら低空を滑走するツバメが目を引く。
海辺にはカモメが白い胸を並べ、
山林にはウグイスの褐色の影が飛ぶ。
どんな町でも夕やみには、コウモリが舞っている。
“水辺の宝石”といわれるカワセミを見た時は
うれしくて自慢したくなったが、
その水辺は悲しいぐらいに汚れていた。
今日から愛鳥週間がはじまる。
ゴミをなくす、ゴミを拾うことも
愛鳥活動の一環である。

see you tomorrow!


2009年5月9日
Today's Shot
photo
言葉の風

「まめやかで親切な美風を知る者すらいない。
 ・・・おのれを傲慢にし他人を欺瞞するものを、
 世渡り上手だとほめそやし・・・」
何十年も太平無事の時代がつづき、人々の心は弛み、
そして乱れ、荒んだ世間となっていった。
良寛は苦々しくその社会をみつめていた。
黒雲、暴風、吹雪のなかで大地震が起きた。
1828年(文政11年)11月12日の三条地震だ。
天の戒めは遅いくらいだと良寛はつぶやく。
善人、悪人に関わりなく
天罰は平等に下される。
天からみれば、人間はみな一つなのだ。

see you tomorrow!


2009年5月8日
Today's Shot
photo
言葉の風

数日前の新聞に
日本赤十字の全面広告が掲載されていた。
藤原紀香さんの写真も載っていたので、
思わず見てしまう。
社員3年目と書いてあったのも目を引いた。
毎年500円以上の資金協力をすると
だれもが社員になれるとのこと。
赤十字は、186カ国に広がった世界最大の組織だ。
それだけ運営力があり実績がある。
安心して協力できるメリットがある。
世界には困難に直面している人々の数は多く、
かつ多様化している。
日本では今、貧困問題が広がりをみせている。
豊かさのなかでその陰影は深い。
子どもへの影響、とく教育面に懸念される。
だれが困っているのか、
だれが手をさしのべようとしているのか。
関心を持つこと。それが援助の起点となる。

see you tomorrow!


2009年5月7日
Today's Shot
photo
言葉の風

ベートーベンというと、
音楽教室の壁上にかかっていた
苦渋に充ち満ちた顔を思い出す。
作品には、暗雲が立ちこめているイメージがある。
それを吹き飛ばす激しさや
その間隙の静謐な世界がベートーベンの魅力なのだった。
モーツァルトとは違い、
美しいというよりも清らかな
楽しいというよりも歓びの感情を呼び起こす。
“神にえらばれし天才”というよりも
試練に耐えながら天上に至った音楽家だ。
185年前の今日『交響曲第9番』が初演された。
−歓喜の歌−という主題でも知られている。
まちがいなく「人類の遺産」というべき作品だ。

see you tomorrow!


2009年5月6日
Today's Shot
photo
言葉の風

新型インフルエンザの感染者が1500人を超えた。
毒性は弱いながらも未知のウイルスだ。
突然変異が起こって、予想できない事態となる恐れもある。
第一次世界大戦時に猛威をふるったスペイン風邪は
戦争で亡くなった人を超える犠牲者を記録したという。
ところで、第一次世界大戦でどれだけの人が犠牲となったのか、
あらためて確認してみよう。
戦闘員では約900万人、非戦闘員は約1000万人が
戦死したといわれている。たった5年間で、
2000万人近い人間が戦争により命を失った。
たしかにスペイン風邪は致死率の高い恐ろしい病である。
しかし、戦争のほうが恐ろしい。
そこでは殺人が正当化されるのだから。
第二次世界大戦の犠牲者数は、6200万人。驚くべき数字だ。
あれから64年、銃火は止むことはない。しかし、
戦争のパンデミックはわれわれの意思で阻止できる。

see you tomorrow!


2009年5月5日
Today's Shot
photo
言葉の風

−遊びをせんとや生まれけむ
 戯れせんとや生まれけん
 遊ぶ子どもの声きけば
 わが身さへこそゆるがるれ−
 (『梁塵秘抄』より)

無我夢中になって遊べる時間と環境、
子どもたちにいちばん大切なものだ。
五感で味わったその体験と記憶が
生きているかぎりずっと宝物となり、
こころのふるさとになるだろう。
本物の「幸福」をつくるのは子ども時代だ。
ゲーム機のなかには
大人がつくったニセモノしかいない。
遊びは子どもたちの唯一の独創なのだ。
子どもの遊びを大人がつくってはならない。

see you tomorrow!


2009年5月4日
Today's Shot
photo
言葉の風

第二次世界大戦のさなか、
オードリー・ヘップバーンは
目の前で叔父と従兄弟がドイツ兵に銃殺される
悲劇を味わう。
彼女自身、反ナチスのレジスタンス活動を行っていた。
チューリップの球根を食べるという飢えも経験している。
十代の頃の話だ。アンネ・フランクと同い年でもある。
晩年、飢餓や戦争に苦しむアフリカの子どもたちのために
ユニセフの親善大使として働いた。
広告塔となって老いた姿を露出した。
世紀の美貌を知る者として、当時は、正直驚いた。
つらい少女時代の記憶が、
彼女を本能的に動かしたのかもしれない。
そうしないではいられなかったのだろう。
そこには人として一番大切な美しさがあった。
生きていれば今日で満80歳である。

see you tomorrow!

参考サイト:『ウィキペディア(Wikipedia)』


>>  次のページ