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スイスの街角から

キツネと人間の共存、チューリッヒ


私が住むチューリッヒ州で最近よく耳にするニュース、

それは「野生のキツネ」の話題です。


スイス全土の都市部には

キツネたちが住みついているそうなのですが、

中でもチューリヒ市とその周辺には

多くのキツネが生息しており、

予想によると"約1200匹"ほどもいるのだそう。


理由はチューリッヒ地区は都市部にありながら

森林も多いからなのだそうです。



こちらはチューリッヒ市(市街地)から

車で約20分程の場所にある、郊外の自宅周辺の風景。

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私自身は実際にキツネを目撃をした事はありませんが、

そう言われてみると、

我が家から徒歩で15分程の場所にある

自然がいっぱいのこの散歩道にも、

森に生息する鳥たちの案内に加え、

こーんな看板が立っていた事を思い出しました。


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この森の中に一歩入れば、

ここにもきっと、多くのキツネが生息しているのでしょう。

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キツネたちは通常、

ネズミや鳥を捕まえて食べるのが自然なのだそうですが、

ニュースによれば、

人間のいる環境にも順応できる動物なのだそうで、

自らが餌をしとめるよりも

人間の出す餌になりそうなゴミをあさって食べる方が

合理的なのだとか・・・。


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意外にも都市部で

人間と共存するキツネ









私の自宅周辺の森に生息しているキツネたちは

まだ自然の中で生きているのだと思いますが、

このキツネたちを、

チューリッヒの住宅地の一般家庭の庭先や、

市街のバス停やトラム(路面電車)駅付近でも

見かける事も珍しくは無いというから驚きです。



都市部のチューリッヒの町で、

野生動物であるキツネを身近で見かけて、

それを嬉しく思う人たちもいる反面、実は問題点も・・・。

人間の居住区域に共存するキツネたち、

その体内に住み付く寄生虫による感染ウイルスや、

「狂犬病」などを媒介して人間に感染する事がないのかどうかが、

懸念されるのだそうです。

幸いな事に今現在、

スイスでは 狂犬病の発症例は無い そうですが、

近くでキツネを見かけても、

可愛いからといって気安く触ったり、

餌を与えたりする事は避けた方がよいのだそうです。


こちらはチューリッヒ市役所の、

キツネに関する情報(ドイツ語) です。




 

 

2011年2月23日 16:29